レノボは、「ThinkPad X1 Carbon」を発売しています。
※ここで紹介しているモデルは、「ThinkPad X1 Carbon(3443-4LJ)」になります。
本体一式
・本体
・電源コード
・AC電源アダプター
・紙マニュアル
紙マニュアルは、初期設定や注意事項などの「安全上の注意と保証およびセットアップについての手引き」、困ったときなどの「サービス インフォメーション」、個人購入では必要な「PCリサイクルマークシールお申し込み」など、シンプルです。
基本スペック
OS:Windows 7 Home Premium 64ビット
CPU:インテルCore i5-3317U プロセッサー
チップセット:インテルQS77 Express
グラフィック:インテル HDグラフィックス 4000
メモリ:4GB
ストレージ:約128GB SSD
モニタ:14型(1,600×900ドット・ノングレア液晶)
有線:USB3.0×1、USB2.0×1、Mini-Displayportなど
無線:インテル Centrino Advanced-N 6205S a/b/g/n、Bluetooth v4.0
カードスロット:4in1メディアカードリーダー
バッテリ駆動時間: 約7.7時間
サイズ:幅331×奥行226×高さ 8~18.8mm
重量:約1.36kg
※スペックは、モデルやカスタマイズにより異なります。
ベンチマーク
ベンチマークでは、日本HPの15.6インチノートPC「HP Pavilion g6-1200」と比較しています。
2011年冬モデルとなる「g6-1200」は、OSにWindows 7、CPUにインテル第2世代Core i3プロセッサーを搭載するスタンダードな「ノートパソコン」です。
下記の画像は、上段が今回紹介している「ThinkPad X1 Carbon」、下段が「g6-1200」になっています。
Windows エクスペリエンス インデックス
CrystalMark 2004R3
※ALUとFPUがCPU、MEMがメモリ、HDDはハードディスク、GDI・D2D・OGLがグラフィックのスコアとなります。
CrystalMark(HDD/SSDベンチマーク)
CPU
最新のCore i5-3317Uプロセッサーは、2コア/4スレッド、1.7GHz(ターボブースト最大2.6GHz)のUltrabookではスタンダードなCPUです。
超低電圧版の第3世代Core i5ですが、標準電圧版の第2世代Core i3を上回るパフォーマンスです。ただ、それほど高い性能ではありません。
メモリ
Ultrabookとして、普通の4GBメモリを搭載しています。
内部にアクセスできないので、メモリの換装や増設は出来ません。
メモリ不足が心配なら、8GBメモリ搭載モデルが無難な選択肢といえます。
グラフィックス
インテル HDグラフィックス 4000となり、従来よりも性能が大幅に向上しています。
ただ、性能が高いわけではないので、3Dゲームなどグラフィックス性能を要求する用途には適しません。
HDD
高速な約128GB SSDを搭載しています。
ベンチマークのスコアを見ても、HDDを圧倒しているだけに、OSやソフトの起動の早さは圧倒的です。
そして、振動や衝撃に弱いHDDを搭載していないだけで、普段使いでの快適性を大幅に向上できます。
なお、メモリ同様に、SSDも換装は出来ません。
SSDでは重要となる「空き容量」が不安な場合は、より大容量なSSDを搭載するモデルが無難な選択肢といえます。
外観
右側面は、カードスロット、ヘッドホン端子、Mini DisplayPort、USB2.0です。
左側面は、電源端子、USB3.0です。
USBは2つと少なく、Mini DisplayPortは搭載されるものの、HDMI端子やVGA端子は非搭載です。
サイズ・重量
※上記画像は、g6-1200(15.6型)との比較です。
サイズ:幅331×奥行226×高さ 8~18.8mm
重量:約1.36kg
最薄部8mmと、Ultrabookらしく薄いです。
天板にカーボン素材を使用し、ThinkPadらしい頑丈さを維持しつつ、14型液晶の中では軽い約1.36kgを実現しています。
13.3型に桁違いに軽い製品があるために、普通に軽いという控えめに書いておきます。
液晶ディスプレイ
14型ワイド(1600×900ドット)のノングレア液晶です。
一般的な(1366×768ドット)よりも広い表示で、フルHD(1920×1080ドット)のように文字が小さいと感じることも少ないです。
キーボード
キーボードバックライトを搭載した6列キーボードです。
ThinkPadらしく妥協のないキーボードなので、Ultrabookでも普通に打ちやすいです。
タッチパッド
タッチパッド内のクリックボタンは、一体型となっています。
UltrabookでもThinkPadなので、トラックポイントは当然搭載されています。
バッテリ駆動
バッテリ駆動時間:約7.7時間
バッテリ駆動時間は、使い方次第で大きく変わるので一概には言えませんが、80%まで35分という急速充電にも対応しています。
なお、内部にアクセスできないので、バッテリ交換はできません。
まとめ
今回紹介しているThinkPad X1 Carbonは、ThinkPadらしい頑丈さとともに、薄さによるスタイリッシュなデザインが魅力の『Ultrabook』です。
そして、キーボードがUltrabookの中では打ちやすく、液晶の解像度もちょうど良く、SSDによるスピード感と使い勝手の良さが魅力です。
なお、USBが2つのみ、有線LANは変換アダプターが必須、HDMIやVGAは非搭載、光学ドライブも非搭載など、拡張性の低さが『ノートパソコン』とは異なるポイントです。